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大久野はたけの日々10月 [田畑]

大久野はたけの日々 10月22日
空が高くて雲の表情が豊かになっているのを見ると秋っていいなあ、と思う。空気は澄んでいるし、日差しも随分とおだやかになって外に出ることが楽しみになる。先日久しぶりに自転車のタイヤを交換した。そろそろ、ランニングも再開したい。
そして、実りの秋の象徴、稲刈りも無事に終わった。今年の猛暑にも負けずにほぼ例年並みの収穫となっているようだ。ボランティアを呼びかけて、田んぼ作業の一番人気(人を呼べるの)がこの稲刈りと田植えである。特に私は自分自身が初めて体験した稲作作業が稲刈りだったので、その感動、楽しさ、というのが今でも強く残っている。
初めての稲刈りは、大学2年で行った社会調査実習での石川県輪島の千枚田での稲刈りだった。偶然立ち寄った農協の人に「今日千枚田で稲刈りできるよー」と紹介していただき、飛び入りで稲刈りに参加した。日本海からの潮風を受けながら、一畳にも満たないような棚田が幾重にも連らなるその場所に立ったとき、全く今まで知らなかった風景に圧倒された。そして、そこで鎌を使ってザックザックと稲を刈る人びとの姿。格好良かった。2回目は、山形県の高畠での稲刈り。有機農業が盛んな地域で、生産者と消費者の「顔が見える関係」を教えてもらった。どうしても消費者が優位になってしまうような構造では、生産者のやりがいは生まれない。誰が、誰のために、どのようにお米を作るのか、何となく当たり前になってしまっていた「ご飯を食べる」ということの大切さを考えるきっかけとなった。そして、3回目が現在使っている日の出町の田んぼである。おじいさんたちと若者とが一緒に田んぼのが泥にまみれて教えてもらながら作業をするのが楽しかった。
田んぼの作業はお互いに協力しなければ成り立たない。そのことをみんなで考えながら、これからもお米をつくり続けられるといいと思う。

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