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かえるくもみる1 [ものがたり文化]

今年も始まりました。ワークショップ。
今回のものがたりは『蛙のゴム靴』。
3匹の雲見が大好きな無邪気な蛙が、ゴム靴というおしゃれアイテムと出会い、
結婚、嫉妬、意地悪、ドロドロの魔道へと導かれるダークなお話…
すったもんだして、最終的には仲良く働くようになりました。というお話。
魔道って、一発変換されるけど、こんな言葉あるんですね〜
(wikiによると、神道に対する魔道、もしくは魔法の意味でした。ちょっと使い方間違ってるね。)

まあ、もうちょっと良く言えば、
一つ大人になって、そこに衝突みたいのが生まれて、
ぶつかり合いを通して、最終的にはみんな一回り大きくなりました。
という話かな。

いやいやいや、あまり意味はないのかもしれないよ。
「さよならね」って蛙に言わせたいだけかもしれないし、
蛙が野鼠に、野鼠がただの鼠に、鼠が猫に、猫が犬に、犬が馬に、それぞれゴム靴を頼み、馬が人間からゴム靴を手に入れる、っていう場面が描きたかっただけかも。
あるいは萱の刈り跡や麦干しの杭穴が、小さな生き物に対しては恐ろしい存在になっているということか。
結婚の決め手は、案外小さな偶然の出来事です、ということかもしれない。

僕は、楽しい蛙の会話が好きですね。
雲見をしながら、
「どうも実に立派だね。だんだんペネタ型になるね。」
「うん。うすい金色だね。永遠の生命を思わせるね。」
「実に僕たちの理想だね。」
っていう場面が一番好きです。
何が理想か、永遠の生命とはないか、を話し合うのは楽しいかもしれない。

IMG_1028.jpg

というわけで、17日の一回目のワークショップの話。
この日のメインは、我が家の近所に住んでいる杉村さんの蛙のお話。

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両生類とはどういう種類か、
蛙には吸盤のある緑色の種類(アマガエルとか)と、
吸盤のない黒や茶色の種類(ヒキガエル、アカガエルとか)がいる、ということなど、
卵やオタマジャクシの写真などを見せながら、楽しくお話してくれました。
特に子供たちが盛り上がったのは、
実物の生きている蛙を触らせてもらった時!
アマガエル、ニホンアカガエル、ツチガエル、モリアオガエルのオタマジャクシを見せてくれました。元気な蛙たちは水槽のふたをあけるとあちこちに飛び回ったりして、一時大騒ぎになりました。

その後は、萱の刈り跡を歩いてゴム靴をボロボロにしてしまう場面の朗読を練習しました。
この日の初参加は5人でしたが、みんな元気に読むことができました。
年長さん二人も元気にお話が読めてよかったですね。

IMG_1023.jpg

次回は、ダンサーの先生が来て、蛙の動きを体験するゲームをしてくれます。
お楽しみに!

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