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大久野はたけの日々2 [田畑]

4月から、生協の地域会報にコラムを書かせてもらうことになりました。
書く練習になると思って。
何となく書いたことあるようなことも出るかもしれませんが、載せてみます。

大久野はたけと田んぼの日々 5月17日

先月いろいろとまいた種。大体は発芽しているが、なかなか生長が悪い。連休後半の悪天候(強い雨)で、畑の表面が固められてしまったことが原因かもしれない。なかなか、思い通りにはいきません。ジャガイモだけはやたらと育ちがよく、これはこれで土寄せが追いつかない。困りものです。
さて、日の出町大久野では現在5ヶ所の田んぼがあり、そのうちの3ヶ所の田んぼに僕は関わっている。その3ヶ所、約3反(900坪)分の苗を僕の管理している畑で育てている。ここでは「畑苗代(はたなわしろ)」という方法をとっていて、通常は水田の中に苗代を作ることが多いのに対して畑の中で苗を育てている。4月の初旬に、前年収穫したお米から、種取り用にわけておいていたものを選別し、2週間ほど水を換えながら水につけておく。そして、芽がわずかに出たところで畑にまく。畝をたて種をまいて、土をかけ、よく押さえてから、黒のビニールマルチをかける。そして、約一週間後にはビニールマルチを不織布に替える。そしてまた一週後に不織布をはがす。6月初旬の田植えまで、ここまで順調にきているのでこのまま良く育つといい。「お米には八十八の仕事がある」というように、田植え前にもこのようにさまざまな作業がある。そして田んぼの方でも、畦塗り、荒起こし、代掻き、というような作業が続く。
田んぼの作業は畑とは少し違う。個人の田んぼであっても何人かが集まり、順番にそれぞれの家々の作業をみんなで担うという共同作業(これが「結」)の形がとられたのが田んぼ。ちまちまと一人で田植えをするのではなく、みんなで一斉に同じ日に作業をするということが稲の生育をそろえるために必要だった。これは現代でも、田植えや稲刈りをみんなでやることのおもしろさにつながってくる。いろんな年齢、いろんな顔、いろんな話が集まる場、というのは昔も今ももしかしたら変わらないのかもしれない。もし、田んぼの活動に興味のある方は僕にメールをください。田植えは6月3日(日)、お待ちしています。


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